志望動機の書き方について

志望動機を書くうえで、「希望する会社を理解しているか」は大切なポイントになります。会社の理念や目的に沿わなければ、採用後に双方のミスマッチが起こりかねないからです。そうしたリスクを避けるためにも、会社への理解度は重要視されます。しかし、「企業理念に共感した」「将来性があると感じた」という抽象的な表現では、相手に伝わりにくいかもしれません。書き方としては「貴社の〇〇という所に共感した」と詳しく記載するようにしましょう。

次に、自分を採用するメリットを簡潔に伝えることも大切です。自身の経験やスキル、知識などを提示することで「採用することのメリット」が伝わはずです。その時は、企業の理念や取り扱うサービスなどにマッチしているかを考慮しましょう。例えば、どの会社に対しても「アルバイト経験を通じて、接客の難しさを学んだので、それを活かしたい」では、経験から培った知識やスキルがどう活かせるのかが伝わりにくく、採用側のメリットには繋がりにくくなります。商品開発を行っている会社であれば、「アルバイト経験を通じて、顧客満足度が売上に直結していると知った。貴社は、顧客視点に立った商品開発や営業戦略を行っており、非常に共感した」というように、経験で得た知識を具体化し、企業が行っているサービスへ繋げる方が良いでしょう。

また、履歴書はなるべく手書きをしたほうが良いようです。なぜなら、パソコンよりも真摯さが伝わりやすいからです。字が多少汚い場合でも、丁寧に記載することで評価はアップします。さらに、「御社」という言葉は使ってしまいがちですが、実際には書かない方が良いでしょう。これは本来、話し言葉として使われており、文章にする場合は「貴社」と書くのが適切です。